~デジタル社会が進展する今だからこそ必要な知見~
『リベラルアーツ』ビジネス講座プレセミナーのご案内
今後ますます進展が予想されるテクノロジー社会。
政府もデジタル人材の必要性を訴え、「リスキリング」の名の下、専門技能の習得と人材育成を強烈に呼びかけています。先進諸国の中でも労働生産性が極端に低いとされる日本において、これが喫緊の課題であることは間違いありませんが、一方で本来的には併せて必要とされなければならない知見が見過ごされようとしています。
それが「リベラルアーツ」です。
「リベラルアーツ」とは、直訳すれば「(人間を)自由にするための術」、現代では「教養」と訳されます。文部科学省のWEBサイトでは、学問の意義として、生活上の便宜・利得の増大と人間形成が挙げられ、後者を担うのが「教養」であり、具体的には「哲学」を中心とした「人文学」であるとされています。
昨今、一部で教養ブームが起きていますが、残念ながら単なる知識の寄せ集めと混同されているというのが実情です。
リベラルアーツの本質とは「統合知」、平たく言えば、そもそも論を問うような、哲学的なモノの見方・考え方です。
特に今後技術の専門化が極度に進む中では、効率化や利便性だけに目を奪われ、手段の目的化に陥らないよう、全体を俯瞰して捉える力、前提や与えられた答えを疑う力がより求められることとなります。とりわけ組織の経営幹部やマネジメント層といったビジネスリーダー、組織を指導するコンサルタント等の方々にとっては必須の知見と言えるでしょう。
近年では、SDGsやESG、「ビジネスと人権」といったテーマが注目されるようになり、ビジネスが機能的価値から意味的価値を重視する時代へ、言わば「何が役に立つか」から「役に立つとは何なのか」を考える時代へ変容してまいりました。
こうした背景も踏まえ、リベラルアーツの普及活動の一環として、ビジネス講座を立ち上げるにあたり、説明会を兼ねたプレセミナーを開催することとなりました。ご興味のある方は、ぜひこの機会にご参加ください。
【セミナー本編】
- 非実学という名の実学 リベラルアーツの本来的な意味
- 一般に広まっている「哲学」とは「哲学学」
- 勘違いされている「科学」の定義
- 内面分析への妄信「私たちの意識は外部によってつくられる」
- 心理学や脳科学だけでは説明できない人の心 「心の哲学」とは?
- フレームワーク思考の落とし穴
- デザイン経営やアート思考 流行りの思考法の背景に沈む学術分野とは? ほか
【講座説明会】
- 本部「東京リベラルアーツクラブ」の組織・運営体制
- 官公庁や公的研究機関、国立大学等から「知の最前線」の情報提供を受けられる理由
- 在野系研究者が主催する他のリベラルアーツ講座との大きな違い
- 「考える」を考える 講座主形式「アクティブラーニング」とは? ほか
〔セミナー開催要項〕
【開催日時】
- 2022年8月24日(水)16:00~18:00 (受付開始15:40~) *会場開催 受付終了
- 2022年8月27日(土)14:00~16:00 *オンライン(Zoom)開催 受付終了
- 2022年8月30日(火)16:00~18:00 (受付開始15:40~) *会場開催 受付終了
【会場(2以外)】
東京都内セミナールーム(東京メトロ竹橋駅・神保町・大手町駅近辺予定)
*詳細はお申込み後にご案内いたします。
【対象】
対象:経営者・経営幹部、管理職等のビジネスリーダーの方
【参加費】
参加費:3,000円(税込)
*事前振込制(お振込先情報はお申込み後にご案内します。)
【定員】
1.3.(会場開催):10名 2.(オンライン開催):10名
【お申込期限】
各日前々日18時まで
*期限前でも、定員になり次第受付が終了となりますこと、予めご了承ください。
【講師】
佐藤 創
(東京リベラルアーツクラブ主任研究員/SASインスティテュート合同会社代表社員)
※事前にご質問、ご不明点等ございましたら、お問い合わせフォームよりお願い致します。